畑地かんがいの効果

更新日:2025年11月27日

畑地かんがい用水の成分

小林市は火山性特殊土壌であるシラスに覆われた台地に位置しており水はけは良いものの保水力がなく、干ばつの影響を受けやすい土壌をしていますが、畑地かんがいを整備することで干ばつが発生しても安心して農業経営をおこなうことができます。

しかしながら、畑地かんがいの魅力はそれだけではありません。

畑地かんがいの水を普段の農業経営に工夫して利用していくことで収量や収益の向上につながる可能性があります。

例えば、西諸地区に供給されている畑地かんがいの水には、シリカやカルシウムなどの肥料成分が多く含まれていることが分析調査の結果確認されました。

 

分析調査結果

取水場所

雨水 浜ノ瀬ダム

坂下ファームポンド

千歳
全シリカ 0.10 18.00 19.00 17.00
カルシウム 0.00 7.40 8.20

16.00

※上の表は西諸県農業改良普及センターより提供された資料を基に作成した表で、単位は、ミリグラムパーリットルとなります。

畑地かんがい実証展示ほについて

定期的な散水を実施することで作物によっては病害虫の予防になり、播種時の発芽率が上がる等の効果もあります。

市や県では畑地かんがいのこのような収益アップや収量アップの可能性を確認するために定期的に畑地かんがい用水を利用した実証をおこなっており収量の変動などを調査しています。

下の表が畑地かんがい実証展示ほの結果となります。

実証展示ほ結果
作物名 収量 増収率
しょうが 51,997キログラム 204パーセント
ほうれんそう 3,460キログラム 177パーセント
さといも 39,773キログラム 157パーセント
にんじん 25,060キログラム 140パーセント


【詳細】作物別 畑地かんがい実証展示ほ調査成績(PDFファイル:38.7KB)

 

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