小林市は重層的支援体制整備事業(スコップ事業)を実施しています
小林市では、これまでの包括的支援体制の取組や近年の社会情勢、地域の福祉ニーズや法改正の内容等を踏まえ、令和4年度7月からの移行準備事業を経て、令和5年度から「重層的支援体制整備事業」の本格実施をスタートさせています。
重層的支援体制整備事業とは
この事業は、市町村において、既存の相談支援体制や地域づくり支援の取組を活かし、子ども・障がい・高齢・生活困窮といった分野別の支援体制では対応しきれないような地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため、「属性を問わない相談支援」、「参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施するものです。
地域住民が抱えるそれらの支援ニーズへの対応を行っていくため、包括的支援体制のさらなる整備、推進と発展に取り組みます。
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目的
本事業は、社会福祉法第106条の4第2項の規定に基づき、「対象者の属性を問わない相談支援」、「多様な参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施することにより、地域住民の複合化・複雑化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備することを目的としています。
重層的支援体制整備事業実施計画
適切かつ効果的に重層的支援体制整備事業を実施するための事業体制に関する事項や実施に関する具体的な計画等の指針について、小林市重層的支援体制整備事業実施計画を策定しました。
重層的支援体制整備事業の各事業(1.包括的相談支援事業 2.多機関協働事業 3.アウトリーチ等を通じた継続的支援事業 4.参加支援事業 5.地域づくり事業)の提供体制に関する事項や関係機関間の一体的な連携に関する事などを示しています。
愛称は「スコップ事業」
「地域・制度・社会から だれもとりこぼさない みんなをすくい上げることをめざして」
という理念のもと、 この事業を進めています。
このひらがな表記の「すくい上げる」というのを、「助ける」 意味の「救う」と 「汲み上げる」意味の「掬う」をかけて、「Scoop up」 を語源として「スコップ」と読ませ、事業に名付けました。
この愛称で、関係者、行政、地域住民等の身近な事業になるように連携や協働を図り、地域共生社会の実現を目指します。
事業イメージ
「相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」の3つの支援を一体的に実施するため、1.包括的相談支援事業、 2.多機関協働事業、 3.アウトリーチ等を通じた継続的支援事業、 4.参加支援事業、 5.地域づくり事業 を下のイメージ図のとおり実施していきます。
重層的支援体制整備事業 イメージ図 (PDFファイル: 1.5MB)
重層的支援体制整備事業 イメージ図(簡易版) (PDFファイル: 2.0MB)
相談つなぐシートの活用
市内行政機関窓口や相談機関と共有し、複合的な課題を抱えた世帯から相談を受けた際に、「相談つなぐシート」「相談機関一覧表」「重層的支援個別会議」などをひとつの支援ツールとして、他の専門機関と円滑に連携・協働ができるように作成しています。
本格実施目標
事業実施に際しては、重要となる地域住民や支援関係機関等との連携強化を図り、事業に対する行政、関係機関、地域住民などの意識醸成や参画を図ることも推進します。
そして、福祉分野のみならず、他の政策領域において、この事業と親和性の高い理念を掲げて進められている施策との連携を図る方策・工夫を講じます。
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉部 福祉課
〒886-8501
宮崎県小林市細野300番地 小林市役所 東館1階
電話番号:0984-23-0111
ファックス:0984-23-4934
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更新日:2024年03月13日