ハーメックのじり株式会社 ゆ~ぱるのじり

更新日:2023年05月11日

ハーメックのじり株式会社 道の駅ゆ~ぱるのじり

駅長 加藤 凡子(かとうみなこ)氏(写真右)

経理部長 新田 環(しんでんたまき)氏(写真左)

“わざわざ行きたくなる「道の駅」”を目指して

―「道の駅」はそれぞれ特色がありますが、こちらは、どのような事業をされているのでしょう。

新田 環(以下、新田)浴場事業と、物産品や特産品の販売を行っています。それと、レストランもやっています。宿泊施設もあるのですが、2021年の7月から休止しています。

―以前の「道の駅」と、どこか変わったようにお見受けします。

新田 今年(2022年)の2月から3月にかけて、リニューアルしました。2021年の8月に金山が代表に就任しまして、少しずつ改革など行っているのです。

大きくは、物産販売とお風呂の入り口を分けたことですね。入り口が変わったことで、少し雰囲気が変わったと思います。

ご覧の通り、小林市をイメージした暖簾がかかっていたり。

加藤 凡子(以下、加藤)新しいロゴに貼り替えたり、SNSのQRコードを付けてもらったり、時代に合わせて進化していくように。ということで、いろいろ少しずつ変えていっています。

新田 最近ではお風呂の受付にも暖簾がかかったのですが、お客様からご好評いただいているみたいです。

―なるほど、内装が変わったのですね。暖簾、素敵です。他にリニューアルしたところは?

加藤 設備など、変化が分かりやすいものに目が行きがちなのですが、実は当初、レストランのメニューを充実させるというところからスタートしているのです。

数年前に比べ、種類も増えていますし、面白いネーミングのメニューなどをここ一年で開発してきました。

その情報をいろいろなところで発信し、徐々にお客様が増えてきている印象です。

―私も、レストランがTVで紹介されているのを拝見しました!面白いネーミング以外で、こだわっていることはありますか?

加藤 季節折々の旬の素材を期間限定でご提供したりしています。

新田 そうですね、地元の食材を使ったメニューの開発に力を入れています。以前は、業者から県外産や冷凍の食材を仕入れたりしていたのですが、現在は、県内の物、地元の物にこだわっています。

―見えるところから見えないところまで、数々のリニューアルをされていますが、目標は?

加藤 最終的には、“わざわざでも来たくなるような「道の駅」”を目指していきたいです。

やはり「道の駅」ですので、物産の販売所として、これからもっと力を入れて充実させなければ。と、全員で取り組んでいる最中です。

新田 レストランも同様に「わざわざ食べに来たくなるようなメニュー」の開発に注力しています。

実際、メディアなどでの情報発信の甲斐もあって、九州内ですと、福岡辺りからのお客様も増えてきています。

―福岡ですか!遠方から“わざわざ”来られていますね。

新田 どこかに出かけるとなると、やはり「食」を目指すことが多いと思うのです。そして、特産品のお土産物を購入して帰る感じですよね。

ですから、レストランのメニューを充実させて、わざわざ食べに来て、ここでしか買えない特産品を手に取っていただいて、お客様に喜んでもらいたいですね。

お客様も従業員も大切に。従業員が助け合いながら、共に成長していく。時代に合わせたリニューアルはまだまだ続く。

―経営理念についてお聞かせください。

新田 「感謝」と「恩返し」です。

代表の金山が「お客様ファースト」を掲げていまして、従業員はもちろん大切ですが、やはりお客様を一番大事にしたいという考えです。

ですから、お客様の目線に立って助言をくれますし、代表の思いのもと、皆が一つになっているという感じですね。

加藤 店内の掲示物なども、お客様の立場に立った表現ができているかというところまで、非常に細かくチェックされます。

ですから、私たちも掲示物一つにしても、配慮しながら作成する意識が芽生えてきたように思います。

―たとえば、どのような?

加藤 表現の仕方を「お断りします」ではなく「ご協力お願いします」に変えるなどですね。

どのようにすればお客様が不快な思いをせず、気持ちよく受け止めてくださるのかということを、常に考えながら行動することを心がけるようになってきたかな、と感じています。

新田 そうですね、代表が常日頃、「もし、自分がそう言われたらどうですか?」など、私たちの言動をお客様の立場に立って考えてみるように、と口にしていますので、そこの意識はみんな高まってきているのではないかと思います。

 

―素晴らしいです。従業員同士にも生かされそうですね。

新田 配置された部署に限らず、何かあった時にはみんなで助け合って、仕事を手伝ったり応援したりできるような体制を取っています。

加藤 昨年から、かなり大きな変革をしようとしていますので、それになかなか対応し難いご年配のスタッフもいます。特にブログやSNSの発信を、できる限りみんなでやっていこうと、毎日更新しています。そういう時に、若手がサポートしながら情報発信していくことで、今までできなかったことが少しずつできるようになっていくなど、苦労の末に喜びを見出してもらえれば。と思っています。

新田 そうですね、若い子に手伝ってもらいながらでも新しいことができることで、大変ですけど、喜びもありますよね。

他にも、接客などやりがいはあるのかな、と思います。私たちは事務所の中ですが、たまにお客様と接すると刺激になります。

―接客がやりがいに?

加藤 地元のお客様や植栽のボランティアの方から、「最近、ブログが毎日更新されていて、良いよね」、「写真の撮り方がみんな上手になっているよね」など、生の声をいただくのです。それを聞いて、喜びを感じたり、やる気に繋がったりしているのではないかと、個人的に感じています。

ですから、これからも情報発信をこまめに行いたいと思っています。

―皆さん、見てくださっているのですね。それは頑張らないと。

新田 代表が最初に情報発信をすると言った時に、皆初めてのことですので、不安を感じたかもしれません。しかし、「ネタを何にしようか」など相談したり、やりながら助け合ったりすることで、スタッフ同士のコミュニケーションが生まれる。それも多分、一つの目的と言いますか、それでチームが強くなるのだと思います。

加藤 「強いチーム作り」と、よく(代表が)言われていますもんね。

新田 実際、そうなってきていると思います。

―他にやりがいを感じることはありますか?

加藤 買い物に来られる方だけでなく、生産者さんやメーカーの方など、多様なお客様と触れ合う機会が多く、毎日「へえ」がいっぱいあります。

新田 ああ、そうかもしれないですね(笑)。

加藤 長く生きているつもりでも、まだまだ知らないことがいっぱいあったんだな、と(笑)。

「道の駅」だからこそ、目的の違った多種多様なお客様と接することが多く、日々発見や学びの連続です。

―確かに、多くの事業を一つの施設で行っているので、さまざまな経験ができそうです。

加藤 そうですね。ただ、施設が設立当初のままのところが多いので、時代に応じて刷新していかないと、スタッフの働き方にも影響が出てくると思います。

働きやすさが低下すると効率も落ち、お客様へのサービスも不十分になってしまうという悪循環に陥る可能性があります。そうならないようにお客様だけでなく、スタッフの働きやすさにも配慮したリニューアルを行っている最中です。

将来的にどうなっていくのか、私たちもすごくワクワクしています。

―最後に、「働く」とは?

新田 私にとって、「働く」とは人生そのものと言いますか、当たり前という感じです。

仕事は生きがいですね。仕事、好きです(笑)!

加藤 私にとって、「働く」とは成長です。ゴールがない、と言いますか。

いろいろな仕事をしてきましたが、どんな仕事でも、日々学びがあります。

たくさんのことを学び取って、それを次に生かしていくように成長していくことが「働く」ということなのかな。と感じています。


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総合政策部 地方創生課

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