旧岩瀬橋(きゅういわぜばし)

旧岩瀬橋は、明治25年に宮崎~人吉間の道路整備事業で建設されたのが始まりです。建設当時は、切石積みの橋脚と木製の橋桁でした。橋の西側にある水神碑は、当時、橋の建設に携わったとされる石工の名が記銘されています。
その後、大正14年に上部構造の建替えが行われ、当時としては最新技術を用いた鉄骨トラス構造の橋になりました。トラスを形成する鉄骨は、神戸三菱造船所から船や鉄道を利用してこの地まで運ばれてきたことが当時の行政資料などからも伺えます。
現在の形は、路面の部分が昭和38年に舗装されていますが、橋を支える橋脚部分は明治25年築、鉄骨トラスは大正14年築のままです。橋脚・トラスともに時代を示す銘が確認できます。歴史的にも建築学史的にも貴重な文化財です。
(注釈)トラス:三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式。
トラス橋:トラス構造を用いた橋で橋の強度を高めることで現在でも用いられる。
種別
国登録有形文化財
登録日
平成26年4月25日
所在地
小林市堤字池ノ平~小林市野尻町三ヶ野山字岩瀬口
地図
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 社会教育課
〒886-0004
宮崎県小林市細野38番地1 小林中央公民館
電話番号:0984-22-7912
ファックス:0984-23-9700
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更新日:2022年02月18日