須木村古墳(すきそんこふん)
須木村古墳は、大年嶽から急斜面で西に下りる山地の麓付近に位置しています。その山肌の斜面より地下式横穴墓が4基見つかっており、昭和9年4月17日に県指定史跡となっていますが、当時の資料が乏しく、発掘調査の時期や当時の状況、県指定に至るまでの経緯など明らかではありません。
昭和55年5月、須木村古墳の隣接する山林において、役場庁舎(現小林市須木庁舎)敷地造成工事中に上ノ原地下式横穴墓群が発見されました。位置的状況から須木村古墳と同一グループの可能性が高いと思われます。数は10基におよび、人骨、直刀、刀子、櫛、玉等多数の遺物が発掘されました。特に、櫛を付着した状態で発掘された第9号墓人骨の発見は、全国でも例が少なくたいへん貴重なものです。なお、この地下式横穴墓群は役場庁舎建設の為詳細な調査の上取り除かれましたが、代表的な第9号墓の模型がその発掘場所である役場庁舎東側の高台の上に造ってあります。遺物は現在、県立西都原考古博物館に保管されています。
種別
県指定史跡
指定日
昭和9年4月17日
所在地
小林市須木中原1753番地の1及び2
地図
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宮崎県小林市細野38番地1 小林中央公民館
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更新日:2022年02月18日