鰐口(わにぐち)

更新日:2022年02月18日

 鰐口は、仏具の一種で、礼拝に使われます。普通、神社仏閣の軒先にかけられ、参拝人は、鉦の緒といわれる布縄を振り、これを打って礼拝します。
 永久井氏所蔵の鰐口は、面径19.0センチメートル、総厚6.6センチメートル、肩厚4.3センチメートル、撞座径9.0センチメートルで、青銅製「奉掛肥后州益城郡甘木御船玉虫村観世音菩薩御宝前鰐口一掛之」「願主二俣丹波守藤原盛貞天文六年丁酉十一月吉日咎願主敬白」の銘文が刻まれています。
 西立野氏所蔵の鰐口は、面径15.5センチメートル、総厚6.1センチメートル、肩厚4.4センチメートル、撞座径6.8センチメートルで、青銅製、「奉施入山王宮鰐口一口文安三年丙寅十一月吉日咎願主敬白」の銘文が刻まれています。

青銅で出来た円形の鰐口の写真

種別

市指定有形文化財

指定日

平成4年10月26日

所在地

小林市北西方字永久井野(永久井氏所蔵)
小林市南西方字西立野(西立野氏所蔵)

製作年

戦国時代天文6(1537)年(永久井氏所蔵)
室町時代文安3(1446)年(西立野氏所蔵)

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教育部 社会教育課

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