東二原地下式横穴墓群(ひがしにわらちかしきよこあなぼぐん)

更新日:2024年03月25日

 地下式横穴墓は、宮崎県南部、鹿児島県肝属平野を中心に分布する古墳時代の南九州特有の墓です。東二原地下式横穴墓群は、昭和59(1984)年畑を耕作中、1基(1号墓)が発見され、その後、平成2(1990)年に市教育委員会で発掘調査したところ、新たに地下式横穴墓15基のほか直径20メートルの円墳が発見されました。出土品については、人骨が21体分、そのほか、副葬品には鉄鏃、骨鏃、刀子、剣、直刀、鏡、貝輪、朱玉などがあります。
 これらの出土遺物等から、東二原地下式横穴墓群はおおよそ5世紀末から6世紀前半(約1500年前)に造られたものと考えられます。現在、東二原地下式横穴墓群が当時の社会を知るうえで貴重な遺跡であるため地元の協力を得て遺跡公園として活用されています。

木製の柵と小屋、芝生が広がっている写真
ライトアップされ、柵で囲われ、横穴が展示されている様子の写真

種別

県指定史跡

指定日

平成27年9月7日

所在地

小林市真方字東二原

年代

古墳時代(5世紀後半~6世紀前半)

構成

地下式横穴墓16基、円墳1基

出土品

鉄剣、鉄刀、鉄鏃、刀子、鏡、貝輪、朱玉、骨鏃など

地図

この記事に関するお問い合わせ先

教育部 社会教育課

〒886-0004
宮崎県小林市細野38番地1 小林中央公民館

電話番号:0984-22-7912
ファックス:0984-23-9700
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