オオヨドカワゴロモ自生地(おおよどかわごろもじせいち)
オオヨドカワゴロモは、カワゴケソウ科カワゴロモ属に分類される植物です。一見するとコケのようにも見えますが、水生の被子植物です。
滝や早瀬の平たい川床の岩上に固着生活するという特異な生態をしており、他のカワゴロモ属とは、厚さや花の数が違うことなどから、平成11年(1999)に新種「オオヨドカワゴロモ」として発表されました。
世界でも小林市の岩瀬川にしか生息していない貴重な稀少植物です。また極めて分布が限られた局所的な固有種であると共に、カワゴケソウ科植物の自生地としては世界最北限域に位置します。
レッドデータブックに「絶滅危惧IA(CR)」(ごく近い将来における野生絶滅の危険性が極めて高いもの)に区分されており、小林市では、宮崎植物研究会や地域住民の方々、各関係機関と協力して毎年冬に河川清掃をおこなっています。
約30ミリの葉状体(根)中に約2ミリの花が複数個付く
約2ミリの花にはおしべとめしべがある
種別
国指定天然記念物
指定日
平成28年3月1日
所在地
岩瀬川河川区域の内、小林市堤~野尻町三ヶ野山間に架かる旧岩瀬橋直下付近から辻の堂川との合流地点まで。
約3.5キロメートルの範囲(一部範囲を除く)
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〒886-0004
宮崎県小林市細野38番地1 小林中央公民館
電話番号:0984-22-7912
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更新日:2022年02月18日