本田遺跡(ほんだいせき)
本田遺跡は、縄文時代早期(約8000年前)から後期(約4~5000年前)にかけて、この地域に古代人が生活し、南九州と西九州との間に交流があったことを示す貴重な遺跡です。この地域では以前から石器や土器が出土しており、昭和41(1966)年には本格的な発掘調査が行われました。その結果、遺物は石鏃、石斧、石槍などの多数の石器とともに、縄文時代の土器が層位的に確認され、また竪穴住居の柱穴や炉跡、土坑墓などの遺構も発見されました。
遺跡の概要は次のとおりです。
- 縄文時代の住居発見、地表下1.6メートルの地点から2メートルの竪穴住居跡が発見されています。
- 出土土器の層位関係が判明し、県内では当時明らかでなかった押型文→轟式→曾畑式の層位関係が確認されました。
- 出土した遺物として石槍、石鏃、石斧、石匙、刷石、石錘等の石器が出土しました。なかでも石匙、石鏃は打製で精巧につくられています。

種別
県指定史跡
指定日
昭和51年3月26日
所在地
小林市東方字坂ノ下
年代
縄文時代
地図
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 社会教育課
〒886-0004
宮崎県小林市細野38番地1 小林中央公民館
電話番号:0984-22-7912
ファックス:0984-23-9700
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更新日:2022年02月18日