小林市営牧場

更新日:2022年02月22日

小林市営牧場の概要

強健で長持ちする経済性に富んだ牛造りを目指して、国・県の助成により昭和45年度から市有林を牧草地に造成し、昭和46年度に公共育成牧場として 小林市営牧場 を開牧しました。先端技術を取り入れた畜産経営の基盤を確立し、もって畜産振興を発信する施設として位置づけられています。

当牧場の業務内容は、家畜の飼養管理と発情確認等による授精管理に関する業務を行い、農家の負担軽減を図っております。平成3年の牛肉輸入自由化以降、肉用牛の子牛価格は低迷し、農家戸数及び飼養頭数の減少に歯止めがかからない状態でした。一方で、農家の飼養管理において過肥や、舎飼いによる運動不足等が原因と思われる不受胎牛が目立ち始め、繁殖牛としての能力が発揮できずに廃用となる牛が多く見られました。そこで、不受胎牛の治療及び受胎に関する業務も行い、子牛生産率の向上を図り、農家の経営安定と頭数の維持増頭に貢献してきました。

小林市営牧場全図

平成17年度から21年度にかけて、畜産担い手育成総合整備事業により、急傾斜地であった市営牧場の採草放牧地を造成により草地改良整備し、草地管理機械等を導入し粗飼料増産を図っています。また、家畜保護施設を整備し、放牧利用のモデル体型の確立と西諸地区の畜産振興の核となる施設として再整備しました。

このほか、担い手の高齢化により農業者本人が入院等により飼養管理が困難な場合や、災害等により罹災した農家の家畜の受け入れを行う等、農家の経営継続を支援しています。また、規模拡大を計画する農家において、牛舎建設までの一時預かりや、作業負担の軽減にも取り組み、農家の経営安定支援と、地域全体の子牛生産率の向上、頭数の維持増頭に貢献してきました。

管理運営については、効率的に施設の持つ機能を最大限に活用し、地域の繁殖基盤の維持に貢献するため、指定管理者により実施しています。

事業内容図

事業内容

立地

所 在 地   小林市北西方7728番地

  標   高    320~400m

平均気温  16.5℃

年間降雨量  3,200mm

放牧風景写真

放牧風景1
放牧風景2
放牧風景3
放牧風景4

この記事に関するお問い合わせ先

経済建設部 畜産課

〒886-8501
宮崎県小林市細野300番地 小林市役所 本館2階

電話番号:0984-23-0313
ファックス:0984-23-1197
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