小林の畜産

更新日:2022年02月22日

1.畜産振興基本方針

  1. 家畜の改良及び増殖
  2. 良質粗飼料の自給率向上及び給与の適正化
  3. 畜産公害防止と有機農業の連携による活性化
  4. 生産物の流通対策
  5. 畜産組織の充実及び自衛防疫・衛生対策強化

2.肉用牛の振興

繁殖牛については、経営規模拡大と経営基盤の強化を図るため、枝肉データと育種価評価により優良牛を導入し、能力の高い繁殖雌牛群の整備を図ります。また、和牛部会、女性部会、和牛ヘルパー組合等の組織強化を図り、高齢者対策と後継者の育成を図ります。

肥育牛については、枝肉データをもとに能力の高い素牛を導入し、飼料・飼育管理の統一により上物率の向上に努めます。また、経営内一貫生産の推進により肉質の向上とコスト低減を図るとともに、宮崎牛の銘柄を確立します。さらに、超音波肉質診断の結果に基づき、出荷適齢時期を適切に判断し、効率的な肥育技術の確立をめざし、肥育牛生産の低コスト化と高品質化を目指します。

3.酪農の振興

関係団体と協力しながら生産現場の巡回や技術研修などを行い、細菌数・体細胞の少ない高品質な生乳の計画的な生産を促進します。改良増殖については、雌雄判別受精卵・優良精液の活用を図るとともに、和牛受精卵を活用した乳肉複合一貫経営の推進と、自給飼料の増産確保により所得の向上を図ります。また、酪農ヘルパー組合を利用し、ゆとりある酪農経営を目指します。

4.養豚の振興

これまでの小規模一貫経営から肥育経営の転換による管理作業負担の低減と生産効率の向上を図り、優良種豚の確保と豚価の変動に対応できる計画生産に努める経営体を育成します。安心安全の品質を保ち、安定的に豚肉を供給する産地を目指します。

5.養鶏の振興

適正な飼養環境の整備による生産性の向上を図り、意欲ある農家の規模拡大による省力化及びコスト低減に努め、需要の動向に即した計画的な生産基盤の強化に努めます。また、AIやICT技術を積極的に活用し、疾病対策を考慮した生産体制の構築を目指します。

6.家畜防疫の強化

自衛防疫推進協議会を中心に、野生動物の農場への侵入防止対策など飼養衛生管理基準の順守及び指導を徹底した農場防疫と、関係機関との役割を明確化する等地域ぐるみでの防疫体制が構築された地域防疫の強化を図り、生産性を阻害する要因のリスク管理を行うことで、農場及び地域の防疫レベルの高位平準化を目指します。

7.環境保全の推進

飼料、家畜、堆肥及び地域の未利用資源という循環型環境保全の推進と、今後の規模拡大に対応した持続可能な畜産経営の展開を図るとともに、畜産に起因する環境負荷の低減等の取り組みを推進し、持続的な食料システムの実現を目指します。また、堆肥センター等を有効活用し、高品質堆肥の広域的流通の確立を目指します。

8.販売力の強化

消費者の多様なニーズに対応した戦略や、コロナ禍など社会変容に柔軟に対応したプロモーション活動を実施し、輸出先国から求められる検疫等の規格基準に準拠した衛生管理手法の生産段階への導入等により、販売力の強化を目指します。

この記事に関するお問い合わせ先

経済建設部 畜産課

〒886-8501
宮崎県小林市細野300番地 小林市役所 本館2階

電話番号:0984-23-0313
ファックス:0984-23-1197
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