公共下水道事業について(下水道)
下水道事業の概要
公共下水道事業は、現在も供用開始区域(下水道に接続できる区域)を拡大するために工事をしています。下水道の供用が開始された区域では、各家庭の台所、洗面所、洗濯、トイレ等からの汚水を下水道に直接流す排水設備工事を実施しなければなりません。(下水道法第10条)
地球環境の保護や水環境保全への社会的関心も高まりつつある今日、特に大淀川上流に位置する小林市の下水道事業の果たす役割は大きいものがあります。下水道事業に対するご理解とご協力をよろしくお願いします。
下水道のしくみ
下水道というとトイレや台所の排水というイメージがありますが、下水道事業においては汚水だけでなく雨水も含まれており、これは下水道整備目的に雨水の排除並びに浸水の防止があるからです。
下水の集水方式には、汚水と雨水を別々に流す分流式と、1本の管渠で流す合流式があります。(小林市は分流式です)
下水がどのように流れていくかというと、台所・トイレ・洗面所・浴室などの排水を一箇所に集め、そこに汚水ますを設置し、取付管を通じ公道に設けられる下水道管に排水されます。
汚水は、各方面の枝間から次々と集められ幹線に流入し、自然流下して下水道終末処理場に集められ、十分浄化されたあと河川に放流されます。
下水道の種類
分類 | 対象・目的 | ||
---|---|---|---|
下水道 | 法令上の下水道 |
【公共下水道】 公共下水道 (小林処理区) |
主に都市計画区域内の下水排除 |
【公共下水道】 特定環境保全公共下水道 (野尻処理区) |
都市計画区域外の下水排除 | ||
【公共下水道】 特定公共下水道 |
工場等特定の事業者の活動に利用 | ||
流域下水道 | 隣接する数箇所の自治体をまとめ1箇所の処理場で管理 | ||
都市下水路 | 主に市街地における雨水を排除 | ||
下水道類似施設 | 集落排水施設 | 農業振興区域の集落・漁港の背景集落などが対象 | |
簡易排水施設 | 山村等、中山間地域での20戸未満の集落 | ||
小規模集合排水処理施設 | 10戸以上20戸未満の密集した集落が対象 | ||
浄化槽(合併処理浄化槽) | 下水道施設計画の無い地域 |
下水道事業のあゆみ
かつての当市は、農村地帯であったことから、し尿は農地へ還元され、生活排水は宅地内での自然浸透が一般的でした。
しかし、従来の集落形成の町から、人口密集地区に市街地として核が形成されるに至りました。それに伴う人口の急増、生活様式の高度化は汚水排水量の増大をもたらし、また都市計画区域の指定等の時代的要請を背景として、公共下水道の整備推進に取り組んできました。
公共下水道整備計画及び整備状況(平成29年4月1日現在)
小林処理区
項目 | 小林市 | 備考 |
---|---|---|
行政人口 | 44,892人 | 小林市の人口 |
全体計画区域 |
|
公共下水道の将来計画面積及び人口 |
認可計画区域 (令和2年目標) |
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公共下水道の整備計画をしている区域の面積及び人口 |
整備済区域 |
|
事業認可区域内で公共下水道の使用可能である区域の面積及び人口 |
整備率 | 面積:94.6% | 事業認可区域に対する整備済区域の面積 |
人口:21.0% | 小林市行政人口に対する人口 | |
管渠延長 | 距離:84.6キロメートル | 公道に埋設されている管渠の総延長 |
野尻処理区
項目 | 小林市 | 備考 | |
---|---|---|---|
行政人口 | 44,892人 | 小林市の人口 | |
全体計画区域 |
|
公共下水道の将来計画面積及び人口 | |
認可計画区域 |
|
公共下水道の整備計画をしている区域の面積及び人口 | |
整備済区域 |
|
事業認可区域内で公共下水道の使用可能である区域の面積及び人口 | |
整備率 | 面積:100.0% | 事業認可区域に対する整備済区域の面積 | |
人口:3.2% | 小林市行政人口に対する人口 | ||
管渠延長 | 距離:15.8キロメートル | 公道に埋設されている管渠の総延長 |
公共下水道供用開始区域図
公共下水道供用開始区域図は以下のリンクからダウンロードできます。
公共下水道にかかる経費
受益者負担金
受益者負担金に関しては下記リンクをご覧ください。
下水道使用料金
下水道を使用される皆様からは、排出する汚水の量に応じて下水道使用料をいただくことになります。下水道管、ポンプ場、処理場といった下水道施設は、家庭や事業所などから流された汚水を毎日24時間休みなく処理し、きれいな水にして河川に流しています。これら下水道施設を維持管理していくには、多額の経費が必要になります。これらの経費は下水道を利用されている皆様からいただく下水道使用料でまかなわれています。
算定方法
利用水源別 | 家庭汚水 | 営業汚水 |
---|---|---|
上水道 | 量水器による上水道の使用量 | 左記に同じ |
井戸水 |
8立方メートル×家族員数 (5人目からは1人増すごとに4立方メートル) 家族員数割 |
私設で量水器を設置し、汚水量を測ります。 量水器未設置の場合は使用状況により算定 |
上水道・井戸水の併用 | 上水道の使用量+家族員数割/2 | 上水道の使用量+上記の方法により算定 |
料金表
種別 | 料金区分 | 使用水量区分 | 金額 | |
---|---|---|---|---|
一般汚水 | 基本料金 | 8立方メートルまで | 1,430円 | |
従量料金 | 9立方メートルから | 1立方メートルにつき基本料金に加算 | 121円 | |
浴場業汚水 | 基本料金 | 8立方メートルまで | 1,430円 | |
従量料金 | 9立方メートルから | 1立方メートルにつき基本料金に加算 | 13.2円 |
この記事に関するお問い合わせ先
上下水道局 上下水道課 下水道グループ
〒886-8501
宮崎県小林市細野300番地 小林市役所 第2別館 2階
電話番号:0984-23-0312
ファックス:0984-23-9841
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更新日:2023年04月01日