噴火警報、噴火警戒レベルについて
気象庁は、噴火災害軽減のため、噴火予報および警報を発表します。
噴火警報は、「火口周辺」、「居住地域」など、その影響する範囲を明示します。
噴火警報とは

噴火による災害について、予想される影響の範囲を付した名称で警戒を呼びかけます。
警報が発表されることによって、住民への伝達が迅速かつ確実となります。
また、災害が発生する前に適切な防災対応をとることができます。
噴火警報の伝達は、報道機関、県、市を通じてお知らせします。
噴火警戒レベルとは
危険な範囲や防災対応に応じて5段階に区分し、取るべき行動を発表します。
火山性地震の発生回数など火山の状況を解説する場合は、新たに設ける「火山の状況に関する解説情報」を用いて発表します。
なお、これまでの火山情報(緊急火山情報、臨時火山情報、火山観測情報)は廃止となります。
予報警報の略称 | 対象範囲 | レベルと キーワード |
【説明】火山活動の状況 | 【説明】住民等の行動 | 【説明】登山者・入山者 への対応 |
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噴火警報 | 居住地域 | レベル5 | 避難 | 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態にある | 危険な居住地域から避難等が必要(状況に応じて対象地域や方法等を判断) | |
噴火警報 | 居住地域 | レベル4 | 避難準備 | 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される | 警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要 | |
火山周辺警報 | 火口から居住地域近くまで | レベル3 | 入山規制 | 重大な影響を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想される | 通常の生活(今後の火山活動の推移に注意。入山規制)。状況に応じて災害時要援護者の避難準備 | 登山禁止・入山規制等、危険な地域への立入規制等 |
火山周辺警報 | 火口周辺 | レベル2 | 火口周辺 規制 |
火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想される | 通常の生活 | 火口周辺への立入規制等 |
噴火予報 | 火口内等 | レベル1 | 平常 | 火山活動は静寂。火山活動の状態によって、火口内で火山灰の噴出等が見られる | 通常の生活 | 特になし(状況に応じて火口内への立入規制等) |
火山に備えて
- 防災マップを見て噴火警戒レベルに対応する危険な場所を確認する。
- あらかじめ避難場所を確認しておく。
- 異常と思われる現象を発見したら、すぐに市役所か警察、気象台へ連絡する。
- 気象庁が発表する噴火予報および噴火警報に注意する。
- 噴石が降ってきたら、丈夫な建物や物陰に身を寄せる。
- 火砕流、土石流が発生したら流路から遠ざかる方向に避難する。
- 火山ガスや噴気地帯に気をつけて登山計画を立てる。
噴火警報、噴火警戒レベルについてお問い合わせ先
気象庁地震火山部管理課 電話番号:03-3212-8341
この記事に関するお問い合わせ先
総務部 危機管理課
〒886-8501
宮崎県小林市細野300番地 小林市役所 本館3階
電話番号:0984-23-1175
ファックス:0984-23-6650
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更新日:2022年02月18日