小林市文化財関連の刊行物
小林市の田の神さぁ
田の神は、江戸時代中期の頃より五穀豊穣を願い各地区で田んぼが見渡せる所に置かれた石像で、旧薩摩藩領内に見られる独特なものです。また、小林市においては神官型と類される厳かな田の神が多く、たびたび噴火する霧島山への畏敬の念とその鎮静を祈って造られたとも言われています。小林市にはたくさんの田の神像が現存し、それぞれが表情豊かで、荘厳な出で立ちのものや笑みを浮かべるようなユーモラスな姿など多様な姿を私たちに見せてくれています。
小林市の田の神さぁ(平成31年3月発行) (PDFファイル: 6.3MB)
こばやし戦国ものがたり
小林市は江戸時代、島津氏の治める薩摩藩でした。現在でもその歴史を物語る文化が色濃く残っています。方言や郷土料理だけでなく田の神像や輪太鼓踊り、兵児踊なども薩摩藩ゆかりのものがここ小林市には受け継がれています。この冊子は戦国時代にこの地でどのようなことが起こって薩摩藩領となったのか時系列で記した物語です。
こばやし戦国ものがたり(平成31年3月発行) (PDFファイル: 7.0MB)
こばやし文化財かるた
こばやし文化財かるたは、市内の文化財がユーモラスなイラストで描かれている43枚からなるカルタです。このかるたは通常のいろはかるたとは異なり、読み札は文化財の説明から入り最後に文化財の名称を読み上げる方式になっているため、読み札の最初の文字を聞いただけでは絵札は取れず、絵札に描かれている文化財の名称を覚えるか、文化財の説明を聞いて対象の文化財を連想しないと早い段階で絵札を取ることができない、いわば百人一首のようなゲーム性を持たせていることが特徴です。こばやし文化財かるたは、小林市社会教育課にて1個1,000円で販売しています。
「おっといたのかん」紙芝居
小林市の文化財の中で地域の人々に最も根付き親しみのあるといえば田の神さぁですが、その田の神には「おっといたのかん」という風習があります。「おっとい」とは盗むの意味であり、不作で困った地区の人が豊作であった地区の田の神像を夜中のうちに盗み出し、自分の地区に祀るというものです。
この風習は単なる泥棒の話しではなく、『こまった時はお互い様』の精神が昔からこの土地に根付いている素敵な風習です。そんなユーモアと優しさがあふれる風習を紙芝居にして、市立図書館や社会教育課で貸出しを行っています。
小林市史・野尻町史・須木村史
各市町村史については小林市社会教育課にて販売しています。
- 販売中『小林市史 第三巻 戦後編』A5版 1430頁 平成12年発行 5,000円
- 販売中『野尻町史』 A5版 1066頁 平成6年発行 3,000円
- 販売中『野尻町史 追補版』A5版 219頁 平成22年発行 500円
- 販売中『須木村史』A5版 1060頁 平成6年発行 3,000円
- 『小林市史 第一巻』A5版 768頁 昭和40年発行 非売品
- 『小林市史 第二巻』A5版 1087頁 昭和41年発行 非売品
この記事に関するお問い合わせ先
教育部 社会教育課
〒886-0004
宮崎県小林市細野38番地1 小林中央公民館
電話番号:0984-22-7912
ファックス:0984-23-9700
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更新日:2022年02月18日