第2次小林市総合計画後期基本計画を策定しました
第2次小林市総合計画のうち、令和4年度から令和7年度までの行政の取組を定めた後期基本計画を策定しました。
前期基本計画が令和3年度に満了することから、令和4年度からの行政の取組を切れ目なく継続するために策定したものです。
【概要版】第2次小林市総合計画後期基本計画(広報こばやし令和4年4月号) (PDFファイル: 5.2MB)
【全ページ】第2次小林市総合計画後期基本計画 (PDFファイル: 16.0MB)
【分割】第2次小林市総合計画後期基本計画(表紙・目次・基本構想) (PDFファイル: 1.2MB)
【分割】第2次小林市総合計画後期基本計画(総論) (PDFファイル: 1.2MB)
【分割】第2次小林市総合計画後期基本計画(財政運営の基本方針・後期基本計画) (PDFファイル: 9.3MB)
【分割】第2次小林市総合計画後期基本計画(資料編) (PDFファイル: 1.5MB)
後期基本計画の特徴
協働の取り組みの具体化
第2次小林市総合計画は、市民主体で定めた基本構想において「協働の取組」を設定しました。そこで、後期基本計画では「行政と市民が協働して取り組むこと」、「市民に取り組んでほしいこと」を施策ごとに具体的に明記して、協働できる計画にしています。
財政運営の基本方針の設定
持続可能なまちづくりを展開するためには、新型コロナをはじめとした複雑かつ多様な課題の解決や新しい施策に取り組むことも重要です。そこで、最少の経費で最大の効果を発揮するために、財政運営の基本方針を定めました。
財政運営の基本方針
- 新規事業の実施
- 後期基本計画に基づく予算措置
- 持続可能な財政運営の確立
- 公共施設等に係る投資の平準化
- 事業の見直し
SDGsの推進
SDGsは、誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会実現に向け、17 のゴールと169 のターゲットから構成されています。後期基本計画では、各基本施策に17 のゴールを関連づけることで、持続可能な社会に向けた取り組みを推進します。
第2次小林市総合計画とは
小林市では、平成29年度に「第2次小林市総合計画」を施行しました。これは、本市の基本理念である「小林市まちづくり基本条例」第12条で、市の最上位計画として策定が義務付けられているもので、同条例の内容を反映させ、その具現化を図ることを目的としています。
小林市まちづくり基本条例 (PDFファイル: 106.8KB)
計画の構成と期間
「第2次小林市総合計画」は、1.地域の長期的な構想である基本構想、2.基本構想の実現に向けた中期計画である基本計画と地区別計画、3.基本計画の実現に向けた短期計画である実施計画から構成されています。このうち、基本計画の全体の計画期間は9年間とし、5年目で計画の見直しを行うこととなっています。
1.基本構想
基本構想は地域社会の将来の目標及び目標達成のための基本的施策を定めた計画です。そのため、その実現には市民、企業、団体及び行政等本市に存する様々な主体が役割を果たすことが不可欠です。
このことから、基本構想は地域社会を対象とした計画として、市民主体で策定し、「小林市まちづくり基本条例」における企業や団体等も含む“市民”の責務を具体化し、協働できる計画とします。
計画期間
平成29(2017)年度から令和7(2025)年度まで
市民主体で策定
基本構想については、市民が主体で策定するものとして進めました。
策定方法としては、市内各種機関、団体と公募市民約100名で実施する「総合計画市民ワークショップ(「こばやし未来計画ダイアログ」“KOBA★MIRA”)を開催し、そこで出された多くの意見を最大限尊重し、行政でまとめたものです。出された意見は、小林市総合計画等審議会へ報告し、審議会の意見を踏まえた内容を再度行政で調整し、最終的には議会の議決を経て決定しました。
基本計画
基本構想に定めた将来の目標及び目標達成のための基本的施策のうち、行政の責務を具体化した計画として、基本計画を策定します。基本計画は、行政を対象とした計画として、基本構想に基づき行政主体で策定します。また、施策体系は組織との整合を図ります。
計画期間
- 前期基本計画・・・平成29(2017)年度から令和3(2021)年度まで
- 後期基本計画・・・令和4(2022)年度から令和7(2025)年度まで
前期基本計画はこちらをご覧ください(クリックするとページに移動します)。
基本計画の構成
基本施策の項目は、「実現するべきこと」という基本施策の任務を「ミッション」、基本施策を取り巻く環境を分析したものを「現状と課題」、分析した現状と課題に基づき、課題とされる内容を中心に計画期間4年間の方針を示す「方針」、方針の達成のために「どこまでを実施するのか」という目指すべき状態を「目標」として示しています。そして、基本施策に係る参考として、「目標値」、「主な実施計画事業」、「個別計画」を、基本施策ごとに行政と協働して取り組んでほしいこととして「協働の取組」を示しています。
まちづくりの基本理念
「小林市まちづくり基本条例」に基づき、「第2次小林市総合計画」における「まちづくりの基本理念」を次のとおりとします。
「まちづくりの基本理念」とは、まちづくりを推進していく上で基本となる考え方です。
まちづくりの基本理念 小林市まちづくり基本条例第2章
- まちづくりは、市民が主体であり、協働により行うものとする。
- まちづくりは、「基本的人権の尊重」の下、全ての市民が互いに助け合いながら暮らせるまちをめざして行うものとする。
- まちづくりは、豊かな自然、資源を守り育て、全ての市民が希望を持ち、安心して暮らせるまちをめざして行うものとする。
まちづくりの基本方針=将来都市像
「みんなでてなむ 笑顔あふれる じょじょんよかとこ 小林市」
この将来都市像は、「てなむ」=「協働」して、市民が主役の、市民や本市を応援いただく全ての人々と共にまちづくりを推進し、人々が健康であり笑顔で、「じょじょんよかとこ」=「地域・自然・文化・歴史等がきらきら輝くとても素晴らしいまち」を、オール小林で実現させよう、ということを表現しています。
また、本市の文化の一つであり、かつ、現在、地域の宝として活性化の起爆剤として活用している“方言"を使用したのは、オール小林でまちづくりを推進するに当たり、市民全体に親しまれやすいものにすること、駅伝のたすきのように、方言を受け継いでいくことで、未来へつながる持続可能なまちづくりを展開する、という思いや願いを込めて、将来都市像の一部に使用するものです。
「第2次小林市総合計画」は、このようなまちを実現するための計画となります。
まちづくりの施策の大綱
各分野のまちづくりの目標や方向性について、次のように定めます。
(1)「にぎわい」分野(農業、畜産業、商・工・観光業、シティプロモーション 等)
目標「人も心もワクワクにぎわうまち」
まちづくりの目標の考え方
雇用が創出され、市民の「所得」の向上も図られ、豊かな地域資源を小林の人のやさしさ、温かさによる「おもてなし」の心で付加価値を高め活用し、「情報発信・共有・交換」が積極的に行われ、「人が集まる」にぎわうまちにしたいという意見をまとめて「人も心もワクワクにぎうまち」をまちづくりの目標としています。
市民ワークショップ抽出キーワード…「所得」「おもてなし」「人が集まる」「情報投資」
(2)「いきいき」分野(福祉、高齢者、介護、健康づくり、医療、子育て 等)
目標「健康でいきいきつながり合う笑顔のまち」
まちづくりの目標の考え方
交流、出会い、絆、居場所等の「つながり」を大切にし、夢、目標、働く場、趣味等市民が「いきがい」を持ち、子どもも大人も「健康で笑顔」でいられるまちにしたい、という意見をまとめて「健康でいきいきつながり合う笑顔のまち」をまちづくりの目標としています。
市民ワークショップ抽出キーワード…「つながり」「いきがい」「健康・笑顔」
(3)「まなび」分野(学校教育、社会教育、スポーツ 等)
目標「生涯を通して学び合い育ち合うまち」
まちづくりの目標の考え方
「子どもから大人まで」、一人一人が継続的に学び合う「環境(場・機会)」が確保され、地域等での交流の中で互いに学び合い育ち合う「世代間交流」が行われているまちでありたい、という意見をまとめて「生涯を通して学び合い育ち合うまち」をまちづくりの目標としています。
市民ワークショップ抽出キーワード…「子どもから大人まで」「環境(場・機会)」「世代間交流」
(4)「くらし」分野(災害、生活基盤、水道、住宅、環境保全 等)
目標「豊かな自然と共に安心してくらせるまち」
まちづくりの目標の考え方
人と人との良好な関係や交流があり、みんなで助け合い、支え合い、認め合い、災害が起きてもみんなの絆で安心なまち、本市のきれいで豊かな自然を維持し、自然と共に暮らせるまちにしたいという意見をまとめて「豊かな自然と共に安心してくらせるまち」をまちづくりの目標としています。
市民ワークショップ抽出キーワード…「自助・共助」「安心の維持」「支え合い・認め合い」「生活しやすい」「自然・環境」
この記事に関するお問い合わせ先
総合政策部 企画政策課
〒886-8501
宮崎県小林市細野300番地 小林市役所 本館3階
電話番号:0984-23-0456
ファックス:0984-22-4177(代表)
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更新日:2022年03月28日