なぜ定住自立圏に取り組むのか

更新日:2022年02月18日

 西諸は国勢調査を基にした推計によると、2010年に約8万人であった総人口が、そう遠くない将来である2030年には約6.2万人まで減少するとされています。約22%も減少するということです。
 そして、何より人口が減少するということだけではなく急速に少子高齢化が進んでいくこととなる推計も出ています。2030年には、高齢化率(人口全体に占める65歳以上の割合)が42.8%までに達することになります。これは。西諸の約2人に1人は65歳以上の高齢者であることになります。
 ここで問題となってくるのが生産年齢人口(15歳以上65歳未満の人口)の大幅な減少だと言えます。2010年に4.4万人だった生産年齢人口が2030年には2.9万人にまで減少することです。生産年齢人口の減少は、深刻な地域経済の停滞、後継者不足、厳しい自治体の財政運営に繋がっていくこととなります。地域内生産額にすると619億円もの減少になるという予想も出ています。
 このような人口減少、超高齢化社会の中では各市町が単独で、住民に必要な機能を整備しながら、様々な課題を解決していくことが難しくなってきます。
 そこで、小林市、えびの市、高原町は、3市町が連携・協力・相互補完することを大前提として

  1. 定住人口の確保
  2. 役割分担による暮らしに必要な機能の確保
  3. 大都市圏からの人の流れを創出し、交流人口の拡大

の3つのことに取り組んでいく必要があります。

西諸総人口の長期推移を示した棒グラフ
年齢3区分人口を棒で、高齢化の推移を折れ線で示したグラフ
西諸の総生産を棒で、一人当たりの総所得を折れ線で示したグラフ

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