野尻村古墳(大萩古墳)(のじりそんこふんおおはぎこふん)

更新日:2022年03月02日

 昭和8年に当時の野尻村内にある2基の円墳が野尻村古墳として指定され、現在も残っているのはこの大萩古墳だけです。築造年代は古墳時代後期といわれ、この地方の首長墓の可能性が高い円墳です。昭和48年(1973)の発掘調査の際には、この墳丘の下に地下式横穴墓が造られていることがわかり、主体部と考えられる特異な形態の古墳です。内部は竪坑(たてこう)・羨道(せんどう)(竪坑と玄室を結ぶ通路部分)・玄室(げんしつ)からなり、5体の人骨と鉄鏃や刀子(とうす)などの副葬品が出土しています。
 周辺からも数多くの地下式横穴墓が発見されており、昭和34年(1959)1号基が発掘され、昭和48年(1973)以降、37基が発掘されています。

道路のすぐ近くにこんもりと山なりになっている大萩古墳の写真

種別

県指定史跡

指定日

昭和8年12月5日

所在地

小林市野尻町三ヶ野山字大萩

時代

古墳時代

地図

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教育部 社会教育課

〒886-0004
宮崎県小林市細野38番地1 小林中央公民館

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ファックス:0984-23-9700
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