新燃岳の噴火警戒レベル引き上げについて
令和4年3月 27日(日曜) 17時20分に、新燃岳の噴火警報が、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)から噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。
新燃岳火口内、火口西側の熱異常域及び火口北西側の溶岩流出区域については、警戒区域に設定され、立入禁止となります。
このため、「大幡山~獅子戸岳~韓国岳」の登山道を規制します。なお、引き続き獅子戸岳から新燃岳方面には進入できません。
登山道規制地図(令和4年3月27日) (PDFファイル: 697.1KB)
火山活動の状況
新燃岳では、令和4年3月26日から火口直下を震源とする火山性地震が増加しており、令和4年3月27日17時台に入り、前24時間で20回発生しています。火山性微動は観測されていません。
新燃岳では、火山活動が高まっていることから、令和4年3月27日17時20分に火口周辺警報を発表し、噴火警報レベルをレベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げました。
監視カメラでは、新燃岳火口の噴気及び西側斜面の割れ目付近の噴気の状況に特段の変化は認められません。
傾斜計の観測データに特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、霧島山を挟む一部の基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震が増加していることから、今後、小規模な噴火が発生する恐れがあり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2キロメートルまで、火砕流が概ね1キロメートルまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2キロメートルの範囲では警戒してください。
防災上の警戒事項等
・弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2キロメートルまで、火砕流が概ね1キロメートルまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2キロメートルの範囲では警戒してください。
・風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
・地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
噴火警戒レベルの説明
- 【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
- 【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
- 【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
- 【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
- 【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
霧島火山防災マップは、こちらから閲覧できます
霧島山火山防災マップ(平成31年2月7日監修:霧島山火山防災協議会)(宮崎県のサイト)
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更新日:2022年03月27日