医療小林市の救急医療体制について1.はじめに
ご存知の方もいらっしゃるかと思われますが、医師の研修制度の改正等に伴い、地域医療を担う医師数が不足している状態です。中でも、勤務条件が厳しく、診療が難しいといわれる小児科、産婦人科においては、勤務医の絶対数が少ないことなどから、その影響をより受けている状況です。このようなことから、小林市を含む西諸医療圏※においても、小児科等の医療体制に不備を来たしている状況です。そこで、このページでは、小林市の医療体制を踏まえ救急医療についてご紹介します。 ※小林市を含む2市2町で構成されています。医療法の規定に基づき設置され、この医療圏において入院を必要とする比較的専門性の高い医療が概ね完結できるよう体制整備を図ることが求められています。 2.救急医療について
救急医療とは、休日・夜間及び緊急を有する場合に行う医療を指し、医療を提供する医療機関は、その有する機能により、初期救急から三次救急までの三種類に区分されています。 医療機関を区分することにより、緊急を要する患者の状況に応じた、適切な医療の提供を図ることが可能となります。 | 区分 | 説明 | | 初期救急 | 急な発熱や風邪、体調不良などの比較的軽症な患者に対応 | | 二次救急 | 入院治療を必要とする重症の患者に対応 | | 三次救急 | 重症及び複数の診療科領域にわたる重篤な患者に対応 |
医療機関及び診療科目等は、次のサービスで検索できます。
ひむか救急ネット(医療機関データベース:西諸) 3.小児救急医療について(1)西諸医療圏の現状
西諸医療圏において、一般的な医療機関の後方支援病院と位置付けられている小林市立市民病院(以下「市民病院」)は、平成19年4月現在、小児科医1名が小児科診療を担っています※。市民病院は二次救急医療機関として、原則24時間医療を提供しなければなりません。しかし、1名の医師で対応するには、あまりにも負担が大きく、現実的に不可能であることから、小児科医による診療は、日程を定めて対応しています。また、初期診療として、皆様に一番近いところで医療を提供している小児医療機関では、患者数の激増や通常の範囲を超えての対応をせざるを得ないといった状況も生じており、医師をはじめとするスタッフに大きな過重がかかっています。これらの影響により、医療圏域以外での受診が生じるなど、当然ながら、住民の皆様にも大きな負担を強いている状況です。 ※ 市民病院の小児科医確保については、市民病院が主体となり、現在も積極的に取り組んでいる状況 です。 (2)小林市の小児救急医療体制
小林市での小児救急医療体制は、次のとおりとなっています。 | 区分 | 時間 | 対応先医療機関 | | 平日 | 時 間 内 | 8時30分〜18時 (注1) | 市内小児診療可能医療機関 | 8時30分〜 11時30分 | 小林市立市民病院 (注)午後の診療は、事前予約が必要となります | 時 間 外 | 17時15分〜 翌朝8時30分 | 小林市立市民病院 (注)基本的に小児科医以外の医師による対応となります | | 19時〜翌朝7時 | 宮崎市夜間急病センター(宮崎市郡医師会病院内) | | 都城救急医療センター(都城市郡医師会病院内) | | 土曜 | 時 間 内 | 8時30分〜 12時(注1) | 市内小児診療可能医療機関 | 小林市立市民病院 (注)基本的に小児科医以外の医師による対応となります | 時 間 外 | 12時〜 翌朝8時30分 | 小林市立市民病院 (注)基本的に小児科医以外の医師による対応となります | 19時〜 翌朝7時 | 宮崎市夜間急病センター(宮崎市郡医師会病院内) | | 都城救急医療センター(都城市郡医師会病院内) | 休日 (日曜・ 祝日等) | 時 間 内 | 9時〜17時 | 在宅当番医 (注)小児診療対応可能医が当番となっていない場合があります。 | 小林市立市民病院 (注)小児科医以外の医師が対応する場合があります | 時 間 外 | 17時15分〜 翌朝8時30分 | 小林市立市民病院 (注)基本的に小児科医以外の医師による対応となります | 19時〜 翌朝7時 | 宮崎市夜間急病センター(宮崎市郡医師会病院内) | | 都城救急医療センター(都城市郡医師会病院内) |
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(注1)医療機関により診療時間が若干異なります。受診される医療機関にご確認下さい。
◆西諸管内(小林市含む)では、小児医師数の不足等が原因で、時間外の小児初期救急医療体制が万全ではありません。よって、初期・二次救急にかかわらず可能な範囲内で市民病院が対応しています。
(3)病院に行かれる前に
休日や夜間に、お子様が急な病気やケガにあわれた場合、大きな不安に駆られることでしょう。特に、小さいお子様の場合は、その不安はより大きくなると思います。 このことから、すぐに医療機関を受診する必要があるのではと考えてしまいがちです。しかし、医療機関を利用された方のうち、約8割の方は、救急に対応しなくても(翌日の受診で)良かったとの統計が出ています。 そこで、医療機関を受診される前に、次のフローチャートを参考にご対応ください。 | | |  | | |  |  | |
| 以下のサービスにて受診の必要性をご診断ください
宮崎県小児救急医療電話相談 (※1) 固定電話(プッシュ回線)からは #8000 携帯電話(ダイヤル回線)からは 0985-35-8855
こども救急 (※2) ホームページアドレス http://www.kodomo-qq.jp/
(注)これらのサービスは、あくまでも受診の必要性についての目安となるものです。限界があることをご了承ください。 |
| 夜間急病センターにて受診しましょう ・宮崎市夜間急病センター ・都城救急医療センター |
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※1 宮崎県小児救急医療電話相談
休日等の夜間における、小児救急患者に対する電話相談になります。 小児科医の支援体制のもと、看護師が相談に応じます。 (注)相談時間は、土・日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)の19時〜23時 ※2 こどもの救急
「こどもの救急」ホームページとは、日本小児科学会が夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうかの判断目安を提供しているホームページです。 住民のみなさまへお願い!! 休日や夜間の診療の必要がないように、できるだけ、かかり付け医等にて早めの受診を心掛けましょう。 4.おわりに 〜適正な医療を確保するために〜
小林市では、住民の皆様に適正な医療提供が図れるよう、引き続き、様々な方策に取り組んでいきます。また、この問題については、国の政策等も大きく影響していることから、ひとつの自治体だけで解決できるような問題ではありません。このことから、国や県へも支援を投げかけ、問題解決につながるよう対応していきます。住民の皆様に何かとご迷惑をお掛けしていますが、ご理解とご協力(注2)をお願いいたします。
(注2)住民の方々が、次のようなことに心掛けていただければ、医師の働きやすい環境構築にもつながり、医師確保を含んだ適正な医療体制の構築につながるとも言われています。 - 早めの受診により時間外受診及び疾病の重症化を防ぐ。
- かかりつけ医を持ち、医師との信頼関係を構築する。
- 地域の医療体制について認識するとともに、緊急時の対応について想定しておく。
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